2020年度砂町少年軟式野球連盟の教育リーグの戦いが終わりました。教育リーグは4年生以下で編成されるリーグ戦であり、ヤングライオンズは人数が揃わなかったことから、同じ連盟でもある三砂チームさんと合同チームを結成し参戦しました。
合同チームでの初めて顔合わせをした時から、両チームの子供たちもは元気が良く、普通に会話をするなど自然と溶け込んでいる姿が印象的で子供の順応性の高さに驚かされました。
教育リーグは約3か月間と短い期間の中で、練習や試合に臨みますが、長谷川監督を中心に雰囲気の良いチームに仕上がり、全力で取り組んだ結果、3勝5敗の成績となりました。子供たちは、新たな仲間ができた喜びのほか、勝って喜び、負けて悔しがり、涙したりたくさんのドラマを作ってくれました。
6年生や5年生が中心になる一般リーグでは、下級生は出場の機会が少ないため、このような教育リーグを設けていただけることは、子供たちにとっても良い経験になり、自立心や考動力の向上につながる貴重な機会だと思います。そのような中で、子供たちは、自分たちが主役となり戦うことができるため、目を輝かせ、一つ一つのプレーに一生懸命になり取り組んでいる姿は素晴らしいものがあります。
また、何と言っても三砂チームさんの野球を楽しむ雰囲気や真剣に取り組む姿勢、指導者が子供たちと接する姿など、ヤングライオンズの子供たち、保護者や指導者もこれから先の活動においてとても勉強になり、貴重な経験となりました。
教育リーグ最終戦の終わりには両チームで記念撮影をしました。その後、子供たちからのサプライズとして、指導者へ色紙のプレゼントがありました。こう言うのは、ほんと涙をこらえるのが大変です。
長谷川監督からの最後のミーティングでは、さみしさから涙を流す子供たちもおり、短い期間の中でひとつのチームとして、子供たちが真剣になり、仲間との終わりを惜しむなど、こんなに素晴らしいチームを作り上げた長谷川監督の指導は素晴らしいものがありました。
長谷川監督からのラストメッセージでは、目頭を熱くしながら、子供たちのこれまでの取組に対する労いと激励を送っていました。
指導者は野球を通じて、子供たち一人ひとりの人生の一部に深く関わるなど非常に責任が重い役割です。指導者の姿勢、ひとつひとつの言葉や接し方が子供の野球やその先の人生に大きく影響します。少年野球は、今、変革の時期に来ております。投球制限の導入、指導者ライセンス制の導入、長時間練習の廃止など、プレイヤーファーストを柱とした新たな取り組みがスポーツ庁や全日本軟式野球連盟を中心に様々な取組が始まっています。私自身も今回の貴重な経験の中から、改めて子供たち一人ひとりにとって何が良いのか、野球のことだけでなく、その先の将来を考えた指導を行っていく必要性を考え、これからも子供たちと接しながら常に学ぶ姿勢を忘れずに、謙虚に子供たちと関わっていきたいと思います。
三砂チームさんこのような機会をいただきありがとうございました。
これからもよろしくお願い致します。
素晴らしいチームと仲間に感謝
ヤングライオンズ コーチ 木下 太志